間食を減らし、食後のオーラルケアを習慣に

食べ物や飲み物に含まれた糖分をエサに、酸をたくさんつくり出すミュータンス菌。この酸が歯のエナメル質の表層下から大切なカルシウムやリン酸を溶かし出してしまうことを脱灰(だっかい)と言う。そしてその後、脱灰を起こした部分では唾液が活発に働いて、失われたミネラルを補充する。その働きが再石灰化。歯の表面では飲食のたびにこうした脱灰と再石灰化が繰り返されている。おやつなどの飲食回数が多いとむし歯になりやすいのは、脱灰が何度も起きて口の中が酸性状態になることが続き、再石灰化が追いつかなくなるため。

下のグラフは、1日3度の食事とおやつ以外は食べ物を口にしない人と、3度の食事のほかに間食をする人の比較です。頻繁に食べ物を口にする人は、1日に何度もお口の中が酸性になり、むし歯が発生しやすい口内環境にあります。キャンでディーやジュースなどをしょっちゅう口に入れていると、それだけでむし歯になりやすいのです。食事はできるだけ「まとめて」、「間食を減らす」を心がけてほしいです。規則正しい食生活を送ることは、口内環境にとっても大切なことなのです。正しい食習慣とオーラルケア習慣を身につけ、いつまでも健康な歯を保ちましょう。
間食と口内環境

カウンセリングをおこなっております

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