歯ブラシの当て方
1本ずつ小刻みに細かく振動させる
歯ブラシをイラストのように45°の角度で当てて、歯周ポケットの奥に入らせるように磨きます。歯茎のマッサージもできる磨き方です。
★歯と歯茎の境目を磨く時におすすめのブラッシング
歯ブラシの毛先を歯の面に垂直に当てて磨きます。大きく動かしすぎて横磨きにならないように注意しましょう。毛先を強めに押し当てて、小刻みな振動を与えると、毛先が歯と歯の隙間まで十分に届きます。このブラッシング法を使いこなせるようになると、歯周病の予防と治療にも効果的な磨き方です。
★歯の表面を磨く時におすすめのブラッシング
ほぼ円柱形をしている歯を6面体と考えて表側の正面と左右、裏側の正面と左右の6つの方向から縦方向に1本づつていねいに磨いていく方法です。歯並びの悪い方におすすめの磨き方です。
★歯と歯の間を磨く時におすすめのブラッシング
しっかり磨きたい場所はここ!!
磨き残ししやすいので、むし歯になりやすい場所!!ここを意識して歯を磨こう。
歯と歯茎の境目
歯と歯の間
上、下の前歯の裏
咬み合わせの面
奥場の外側
デンタルグッズ
歯垢を徹底排除!1日1回は歯間ブラシやフロスを使おう
基本の磨き方がマスターできたら、さらにステップアップ。自分の歯並びにあった歯間ブラシやデンタルフロスをチョイスして、より効果的なプラークコントロールをめざそう。
毎食後、歯みがきできない人でも、1日1回徹底的にプラークを落とせば、むし歯のリスクをかなり減らすことができます。それには、就寝前の念入りケアが最適です。
「睡眠中は唾液の分泌量が減るので、プラークが残っていると日中よりもむし歯菌が増えやすい状態になってしまいます。寝る前のケアは丁寧に、ぜひフロスや歯間ブラシも活用してほしいです。」
歯ブラシ1本でブラッシングすると、
歯と歯の間のプラークの除去率が50%
デンタルフロスや歯間ブラシを用いるとその数字は90%にまでアップします。
<フロスの使い方>
(1) フロスの長さは約40cm。(指先からひじまでが大体の目安)
(2) フロススレッダー(糸通し)の輪の中にフロスを通す。
(3) 両手の中指の関節辺りにゆるく巻きつけ、10~15cmくらいの間隔になるようにする。
(4) 両手の親指と人差し指でつまんでピンと張ってみたとき、幅が2~3cmになるようにする。
(5) 歯と歯の間にゆっくりスライドさせながら入れていきます。歯の側面をこするようにして汚れを落とします。
*コンタクトポイント ・・・・・・ 歯と歯の接触しているところを通過するときは少しきつい感じがしますが、パチンと勢いよく入れると歯ぐきを傷つけてしまうので注意して下さい。
歯と歯ぐきの境目よりちょっと下、つまり歯ぐきに少し隠れるまでフロスを入れます。
ここが一番歯垢がたまりやすい部分。そして、歯に合わせているフロスがVの字になるように!
沿わせたらゆっくり前後に動かしながら上へ。歯の片側を掃除し終わったら、もう片方の歯にも沿わせてお掃除しましょう。次の歯間に移るときは使用済みの部分をずらして、常に新しい部分でお掃除して下さい。すべての歯間をお掃除し終わったら軽くうがいをしましょう。