矯正装置がついた状態で普通に歯を磨こうとすると、装置にばかり歯ブラシが当たってきちんと磨けません。そこで活用するのが、ブラッシングアイテム。1本の歯ブラシですべてをまかなおうとするよりも、部位に応じたアイテムを用意して、使い分ける方が、早くキレイに仕上がります。
*毎食後、歯磨きできないという人でも、一日1回ブラッシングアイテムを使った就寝前の念入りケアで徹底的にプラークを落とせば、むし歯のリスクをかなり減らすことができます。
歯ブラシ
メインで使う歯ブラシ。全体のブラッシングに使用します。
矯正中の方に当院でおすすめしている歯ブラシ。
●インターブレイス ●ルシェロ
●システマゲンキ ●ペンフィット
オーソワン
歯のデコボコや、抜歯後の隙間、歯と歯の間、矯正装置の周りなど、通常の歯ブラシではうまく届かない部分をピンポイントで磨くのに便利。
歯間ブラシ
オーソワンよりも小さいので、より細かい部分の汚れを取ることができます。もともとは、歯と歯の間を磨くものですが、矯正治療中はワイヤーの下や矯正装置の周りを磨いたり、食べカスを取るのに便利!
つまようじは歯ぐきを傷つけやすいので注意!!
使い方を誤ると、歯ぐきを傷つけたり、歯ぐきの退縮を引き起こしたりすることもあるので要注意!使い方をきちんと守って、適度な頻度で使おう。
デンタルフロス
歯間ブラシが入らない狭い間やむし歯になりやすい歯と歯の間の食べカスやプラークもキレイに取り除けます。ブラッシングしても、歯間にはこんなに汚れが残っているのか。とびっくりしつつ、お口の中がさっぱり!
一日1回の使用でOK!!
ペースト
薬局や医院で販売しているペーストでよいですが、泡で口の中が見えなくなってしまわないように少量で!!
仕上げにジェルコートを使用するのがおすすめ。むし歯予防に◎。
通常の歯磨きのあと、歯ブラシにあずき大くらいのジェルコートをつけ、1分ほど歯全体に行きわたらせるように磨くだけ。その後は、口をすすがず、つけてから30分間、飲食を控えると効果的。