2015年6月30日

自己管理で何十年経っても正しい歯並び

矯正を行う大人の場合、元々歯に対する意識の高い人が多く、また矯正中のケアなどで、歯磨きにも自信が出てくることでしょう。だからこそ、矯正後さらに歯を大切にしていく気持ちを持ち続けてもらいたいものです。
80歳になっても20本の歯を残そうという「8020運動」などもあるように、自分の歯で一生を過ごすことは、健康の面から考えてもとても重要なことです。

矯正が終わっても、リテーナーとうまくつき合う、マイ歯ブラシを持ち歩いて歯みがきケアを怠らないなどなど、生活の中に「歯をケアする」習慣を持ち続けるようにしていきましょう。また、リテーナーが壊れたり、調子が悪いと感じたら、先生に相談することも忘れずに。さらには、年に1回、定期検診を受けるのもおすすめです。

矯正後の歯並びのチェック、クリーニングなどを行います。そうすることによって、歯並びだけでなく、白くてキレイな歯をキープし続けることが可能になりますので、ぜひ受けるようにしていただきたいものです。

痛みのある時の食事について

痛みには個人差がありますが、装置を調整した後やワイヤーを替えた後の数日間は、歯が浮いたように感じることがあります。食品がやわらかくても痛むことがありますが、歯ごたえのあるものをかみ切るときに特に痛みを強く感じることがあります。この間は、食事がちょっぴり不自由だけれど、この痛みもすぐに慣れて、焼肉や甘いもの、何でも食べられるようになります。

傷みがあるときは、かまなくても下と上顎でつぶせるまで煮る、細かく刻む、牛乳・スープなどにひたす、つぶす、ミキサーにかけるなど、食事の形態を工夫してみて下さい。また、ウィダーinゼリーや調理済みやわらかレトルト食品、市販の野菜ジュース、ポタージュ、スープなどを利用するのも手軽で良いです。
こんなメニューがおすすめ
おすすめの主食おすすめの副食
硬いものが食べにくい時の食事
やわらかい食べ物果物

矯正中の歯磨きについて

矯正治療は長期間にわたります。その間、ブラケット バンド ワイヤー が歯にずっと装着された状態です。そのため、口の中が装置で複雑になり、治療前と同じようなわけにはいかない点がでてきます。

矯正中の不安

でも、それは食事や歯磨きに少し気を使えばクリアできること。今までよりも歯を大事にしてあげよう。
最初は慣れるまで大変ですが、自然と意識するようになり、歯磨きの習慣が身に付いてきます。

「治療中デンタルケアをきちんとできるかな。。。」治療前は誰もがそんな不安を感じがちですが、まずはご安心を。矯正歯科ではリスクの高くなる治療中に備えてセルフケアの指導に力を入れています。とはいえ、日常のお手入れで、歯を健やかにキープするのは自分自身。

ちゃんとした意識を持って、食後の歯磨きをしっかりするよう心がけましょう。「忙しい日々の中で毎回そんなに気を配っていられない」という人は、むし歯のリスクを減らすためにも、最低限一日1回は丁寧にブラッシングを。睡眠中は、唾液の分泌量が減るため、歯垢が口の中に残っているとむし歯のリスクが高まります。そのため、夜の歯磨きを特に丁寧にするのが得策といえるでしょう。

装置を装着した後、口の中の最近(歯垢)は通常の2~5倍に増えると言われています。

食べカスを取るだけでなく、歯の表面、装置の隙間についた細菌を磨き落とすのが目的!

装置がついて口の中が複雑になり、歯ブラシが届きにくい、場所ができます。口の中はむし歯になりやすい状態!!

矯正治療中にむし歯になった場合は矯正治療を一旦、ストップせざる得なくなり、結果として治療が遅れてしまう可能性があります。

矯正治療が終わってもむし歯が出来ていたら、せっかくキレイな歯並びになったのに、また歯医者さんに通わなくてはなりません。

いろいろなグッズを利用して丁寧にじっくり汚れを落とそう  
~治療を成功させるためにも口の中をキレイに保つことが大切~
キレイに並んだ歯を思い浮かべて頑張りましょう

矯正中の歯磨きの基本

歯磨きセット歯磨きタイムには手鏡を使って! → 歯と歯の間、装置の隙間や奥歯にも歯ブラシが届いているか自分の目で確認しながら磨こう。手鏡を口元に引き寄せ、自分の歯を間近で見ながら磨くことで歯垢が残っているかどうかを確認しながら磨くことができます。

歯磨きセット歯磨き粉の量は少なめで! → つけすぎると泡だらけになって、口の中がちゃんと見えなくなってしまいます。

歯磨きセットペングリップで軽い力で磨く! →握り持ちだと必要以上に強い力が加わり装置に負担をかけてしまうことがあります。ペングリップは、無駄な力が加わりにくく、小回りがきく握り方です。
(力を入れすぎると、歯は削れ、歯ぐきにもダメージ。いつも力を入れすぎていると、歯ぐきが退縮し、歯ぐきに覆われていた部分が露出して知覚過敏になってしまう。歯の根の部分はやわらかい組織しかないので、むし歯にもなりやすいです。)

歯磨きセットしっかりブクブクうがい! →歯磨きの前に、ブクブクうがいすることにより、大きな食べ物のカスを取り除くことができます。

歯磨きセット歯ブラシの交換目安 →矯正治療中は、装置の上からゴシゴシ磨いたり、強い力で磨くと歯ブラシの毛先は早く傷みます。装置が付いている場合、毛先の傷みが通常より速くなるのは仕方ありませんが、正しい磨き方をすれば、一ヶ月くらいは使えます。

歯磨きセット外出先でのデンタルケア →治療中に一番困るのは、もしかしたら外出中の食事の席かもしれません。特に誰かと一緒のときは、歯に付いた食べカスを見られないかとハラハラ。そうなると、せっかくの料理や会話も楽しめません。そんなときは、ポーチに小さな鏡を入れといて、さりげなくチェックしたり。要注意な食材(ホウレンソウ、もやし、麺類など)は、後回しに食べて最後に席を立って洗面所で確認したりするのがよいです。
また、食後すぐに歯磨きができないときは、うがいをして、歯間ブラシでお手入れするだけでも、かなりスッキリ。キシリトール100%配合のガムやタブレットも、食後すぐにかむとむし歯を予防する効果が高まるため、おすすめです。

矯正中のブラッシングアイテム

矯正装置がついた状態で普通に歯を磨こうとすると、装置にばかり歯ブラシが当たってきちんと磨けません。そこで活用するのが、ブラッシングアイテム。1本の歯ブラシですべてをまかなおうとするよりも、部位に応じたアイテムを用意して、使い分ける方が、早くキレイに仕上がります。
*毎食後、歯磨きできないという人でも、一日1回ブラッシングアイテムを使った就寝前の念入りケアで徹底的にプラークを落とせば、むし歯のリスクをかなり減らすことができます。

歯ブラシ
歯ブラシメインで使う歯ブラシ。全体のブラッシングに使用します。
矯正中の方に当院でおすすめしている歯ブラシ。
●インターブレイス  ●ルシェロ
●システマゲンキ  ●ペンフィット

ブラッシング方法へ

オーソワン
歯ブラシ歯のデコボコや、抜歯後の隙間、歯と歯の間、矯正装置の周りなど、通常の歯ブラシではうまく届かない部分をピンポイントで磨くのに便利。
ブラッシング方法へ

歯間ブラシ
歯間ブラシオーソワンよりも小さいので、より細かい部分の汚れを取ることができます。もともとは、歯と歯の間を磨くものですが、矯正治療中はワイヤーの下や矯正装置の周りを磨いたり、食べカスを取るのに便利!
つまようじは歯ぐきを傷つけやすいので注意!!
使い方を誤ると、歯ぐきを傷つけたり、歯ぐきの退縮を引き起こしたりすることもあるので要注意!使い方をきちんと守って、適度な頻度で使おう。
歯間ブラシの使い方へ

デンタルフロス
デンタルフロス歯間ブラシが入らない狭い間やむし歯になりやすい歯と歯の間の食べカスやプラークもキレイに取り除けます。ブラッシングしても、歯間にはこんなに汚れが残っているのか。とびっくりしつつ、お口の中がさっぱり!
一日1回の使用でOK!!
フロスの使い方へ

ペースト
ペースト薬局や医院で販売しているペーストでよいですが、泡で口の中が見えなくなってしまわないように少量で!!

ジェルコート
仕上げにジェルコートを使用するのがおすすめ。むし歯予防に◎。
通常の歯磨きのあと、歯ブラシにあずき大くらいのジェルコートをつけ、1分ほど歯全体に行きわたらせるように磨くだけ。その後は、口をすすがず、つけてから30分間、飲食を控えると効果的。

矯正中のブラッシング方法

歯ブラシ
ポイント
●軽い力で!歯ブラシの毛先を使って! → ペングリップ
●小刻みに振動させる!
●歯ブラシを歯肉に対して45°くらいに傾けて!
●3度分け磨き

基本
歯ブラシの基本特に汚れのつきやすいブラケットの周りは、歯に対して45°の角度で歯ブラシを当てる。「ななめ上」「ななめ下」「正面」の3方向に分けて優しく丁寧にブラッシングを。
この時、毛先を軽く押しこむようにして歯を1本ずつ磨くのがポイント。

汚れがたまりやすい部分
上のやり方で全体を磨き終わったら、この汚れがたまりやすい部分をポイントで磨いていきましょう

歯と歯ぐきの境目<歯と歯ぐきの境目>
45°にブラシを当てて小刻みに。

前歯の裏<前歯の裏>
歯ブラシをタテにして、1本ずつかき出すように。

奥歯の溝<奥歯の溝(かみ合わせ面)>
デコボコが多く食べカスが入りこみがち。歯ブラシを平行に小刻みに。

奥歯の裏<奥歯の裏>
歯ブラシを斜めに倒して、優しく小刻みに。歯ぐきをマッサージするような感じで動かすと血行促進に。

奥歯のほお側<奥歯のほお側>
ここは歯ブラシが届きにくく、特に上の奥歯は磨き残しがち。歯ブラシのヘッドを小刻みに動かして、1回ずつ優しく押し込むような感じで。

オーソワン
オーソワン使用時バンドの入った歯とその隣の歯、バンドと歯肉の境目は特に注意して磨いて。磨き残しやすい場所!

歯と歯の間に軽く押し当て、小さく円を描くような感じで。

歯間ブラシ
歯ブラシの基本ワイヤーの下もスルッと入るので、ブラケットの横のみぞも磨けます。上の歯は、ワイヤーの上からだと入りにくいので、ワイヤーの下から差し込むようにするといいです。

デンタルフロス
使い方
デンタルフロス1(1) フロスの長さは約40cm。(指先からひじまでが大体の目安)

デンタルフロス2(2) フロススレッダー(糸通し)の輪の中にフロスを通す。

デンタルフロス3(3) フロススレッダーの先をワイヤーの間に通し、そのまま引き出す。

デンタルフロス4(4) フロスがワイヤーの下に通ったら、両手の中指の関節辺りにゆるく巻きつけ、10~15cmくらいの間隔になるようにする。

デンタルフロス5(5) 両手の親指と人差し指でつまんでピンと張ってみたとき、幅が2~3cmになるようにする。

デンタルフロス6(6) 歯と歯の間にゆっくりスライドさせながら入れていきます。歯の側面をこするようにして汚れを落とします。
*コンタクトポイント ・・・・・・ 歯と歯の接触しているところを通過するときは少しきつい感じがしますが、パチンと勢いよく入れると歯ぐきを傷つけてしまうので注意して下さい。

場所によって使い方が変わります
場所による磨き方の違い
磨き方
磨き方

歯と歯ぐきの境目よりちょっと下、つまり歯ぐきに少し隠れるまでフロスを入れます。
ここが一番歯垢がたまりやすい部分。そして、歯に合わせているフロスがVの字になるように!
沿わせたらゆっくり前後に動かしながら上へ。歯の片側を掃除し終わったら、もう片方の歯にも沿わせてお掃除しましょう。次の歯間に移るときは使用済みの部分をずらして、常に新しい部分でお掃除して下さい。すべての歯間をお掃除し終わったら軽くうがいをしましょう。

注意点

矯正中のブラッシング Q&A

Q1. 矯正治療の調整後、歯が痛くて磨けない。
A1. 通常、治療後2~3日で歯の痛みはおさまりますが、歯が痛いときには、軽い力でそっと磨くようにしてください。歯と歯の間に食べ物が詰まったときは、歯間ブラシを使うと便利です。うがいをしっかりするのも大切です。

Q2. 歯磨き粉は使った方がいいですか。
A2. 歯に付いた汚れ(歯垢)は、歯磨き粉では落とせません。歯磨き剤を使うと、磨いている部位がよく見えないうえ、香りや清涼感があるため、磨けた気分になってしまいます。量を少しにするようにしてみてください。歯の着色を落とすためなど、目的・用途にあわせての使用をおすすめします。

Q3. 歯肉が腫れて痛くて磨けない。
A3. やわらかめの歯ブラシやオーソワンなどで、腫れている歯肉に当てない、擦らないように磨いてみてください。それでも痛むようなら無理をせず、早めに医院で診てもらって適切な指導を受けて下さい。ワイヤーが当たったり、くいこんでいることもあります。

Q4. 電動ブラシは使ってもいいですか。
A4. 電動ブラシは動きや力をコントロールすることが難しく、特に複雑な装置が付いている場合には、磨きたい部分が正しく磨けない、装置が変形するなどの恐れがあります。基本的には、手用の歯ブラシで正しい磨き方を身につけることをおすすめします。

子供の矯正治療


「矯正治療は何歳から始めたらいいですか?」という質問をよく受けます。

矯正治療の開始時期は、歯牙年齢(暦年齢とは関係のない、口の中の成長段階を表す年齢のこと)や不正咬合の状態によって一人ひとりに合ったタイミングがあるため、開始時期を何歳からと断定するのは、とても難しいことです。
子供は乳歯が永久歯に変わっていき、その過程でアゴも成長しているため、子供の矯正治療はそれらの成長に合わせて歯とアゴを正しい方向に誘導していくことを理念として行います。よって口腔内の成長期が異なる子供に対して一律的に治療開始時期を断定するのは難しいのです。

矯正の専門用語では、口腔内が成長期中にある子供を治療することを「早期治療」や「前期治療」と言います。一方、口腔内の成長期が終わった子供若しくは大人を治療することを「本格治療」や「後期治療」と言います。

最近、私が矯正医として開業するにあたり、子供の矯正治療として改めて肝に命じていること、それは、「急いで固定式の装置=マルチブラケット法(ブラケット、バンド、ワイヤー)を装着しないこと」=「急いで本格治療・後期治療を開始しないこと」であり、「前歯のみの歯並びの状態に捉われず、口腔内の将来的な成長の予測をし、早期治療・前期治療を開始すること」です。


もちろん、成長期中においても部分的に早くブラケットを装着したほうが良いケースもあります。また、既に親知らず以外の永久歯が生え揃い、歯磨きが上手に出来る方ならすぐに接着固定式の装置を装着して問題ないでしょう。相談当初の保護者の方の中には早く矯正器具を装着し、目に見えている歯並びをキレイにすることを希望する方もいらっしゃいます。

ただし、口腔内が下記に挙げるような状態の場合、本格治療・後期治療の開始時期については、よく検討する必要があります。

(1) まだ乳歯が数本残っている

(2)アゴの骨格的なズレが大変著しい場合

(3)第二大臼歯がまだ完全に萌出しきっていない

(1)について:乳歯から永久歯への交換の時期は個人差が大きく、例えば小学校4年生の女の子で全ての交換が終了し、第二大臼歯の萌出を残すのみという子もいれば、反対に乳歯が数本残っている中学生もいます。乳歯が数本残っている状態で永久歯となった前歯のみ矯正装置を装着し、そのデコボコだけを矯正しても、乳歯や萌出が完了していない永久歯には装置を装着できないため、こういう場合には全ての歯が永久歯になるのを待って装置を装着することになります。となると結果的には矯正装置を装着している期間が長引いてしまうので、このような場合には乳歯が残っている段階で早期治療を行うか、永久歯への交換が終わるまで経過観察を行い、その後本格治療をするのが良いでしょう。

(2)について:おおよそ女の子は15才前後、男の子は20才前後で身体的な成長、すなわち骨の成長が終了することが多いと考えられています。すなわち下顎骨の成長終了期も同様です。骨格的に下顎前突の傾向が強く、これを成長期が終了する前に矯正治療をしてしまうと、矯正治療で一旦反対咬合が改善されても、また反対咬合になってしまったり、被蓋(上の歯と下の歯の重なり)が安定しないことがおこったりします。早い段階で一旦反対咬合を改善しておくことはとても大事なことなのですが、成長期が終了するまでは経過観察を行い、身長やアゴの成長が終了したことを確認してから、外科的なあごの移動手術を併用する可能性をふまえ、改めて本格治療・後期治療のための診断を行うのが良いでしょう。私が治療を引き継いだケースでは、受け口を治すため一般歯科で矯正治療を開始し、6歳から17歳まで10年間矯正装置をつけていたんです、という男性がいました。

(3)について:第二大臼歯は親知らずの一つ手前の歯のことで、別名12才臼歯と呼んだりもします。これは12歳前後で萌出開始することが多いためそのように呼ばれるのですが、実際の萌出時期は個人差がとても大きいのです。第二大臼歯がまだ生え揃わず、それ以外の永久歯が全て生えている段階で矯正装置を装着することはよくあることです。このとき第二大臼歯の萌出方向に問題がなければいいのですが、萌出方向に問題があった場合には、親知らずを抜歯してから第二大臼歯にブラケットやバンドを接着して並べなければならず、結果的に矯正装置を装着している期間が長引いてしまいます。また、最近ではアゴが小さい方が多く、親知らずの萌出スペースが不足することはもちろんのこと、第二大臼歯の萌出スペースさえ足りないケースに遭遇することがあることを付け足しておきます。

2015年6月29日

コンセプト


SANCTUARY(サンクチュアリ)とは「聖域」という意味です。

当医院は

「本来の自分自身に戻れる場所」

「自分自身を見つめる場所」

「自分自身を見つめなおし、リセットする場所」

「pureな状態に戻れる場所」

「ここを出たら、次のステップへ進んで行ける」

「これからの自分の未来について考え、語れる場所」

となれるよう願いを込め、SANCTUARY(サンクチュアリ)という名称といたしました。

矯正をしようと、ホワイトニングであろうと、歯のクリーニングであろうと、相談のみであろうと、それらすべてはこのコンセプトのもとに提供されるよう努めていきたいと考えています。

あなたは鼻呼吸?それとも口呼吸?

口呼吸実際に調べてみると、無意識に口で呼吸している人がかなり多い。

20代の若者の90%は口呼吸と言われています。

次のような症状はありませんか?
思い当たる人は口呼吸の可能性が高いです。
口呼吸の症状


本来、鼻でするべき呼吸を口で行うことで、身体に悪影響がもたらされることがあるという。鼻の中は少し湿っていて、粘膜に覆われている。そのため、外から入ってきた冷たい空気を暖め、空気中のほこりやウイルス、細菌をキャッチし、空気中の病原菌の50~80%は鼻の粘膜に吸着され処理され、浄化して肺に空気を送り込むフィルターの役割を果たしている。

口呼吸だと
口呼吸だと、外気が直接のどや肺に送られて刺激するので、免疫機能の低下を伴い風邪やアレルギーを誘発しやすいのです。また、口の中が乾燥し、唾液による自浄作用も働かなくなるので、口臭が発生しやすく、口の中の細菌も増えてむし歯や歯肉炎になりやすくなります。

口で呼吸をしていると・・・・
●歯のツヤが失われ、白濁や着色しやすくなる
●むし歯や歯肉炎、歯周病などのリスクがアップする
●いつも口を開けているために歯を唇で抑える力が弱くなる

口呼吸で歯並びが悪くなる?

成長期の子供で、口呼吸のため口が開きっぱなしだと、開いている分、下あごが下がり、舌の位置も下がります。そして、口の中では、奥歯が延び、頬圧が増し、低い位置にある舌も上あごの成長を促さないので、上あごのアーチの幅が狭くなります。そのため歯の咬み合わせが悪くなったり、出っ歯気味になったりします。これに指しゃぶりや、歯を押すなどの舌の癖が加わると、開咬や出っ歯を助長し、ますます口が閉じにくくなり、常に口を開けた状態になっていきます。

鼻呼吸鼻呼吸にして健康になろう!
*唇に筋力がある人は顔が引き締まり、いつまでも若々し
  く、聡明そして病気もすぐに治ります。

*そこで重要なのが、唾液!唾液は口中で大切な役割をし
 ています。その分泌を促進するには、よくかむことが大切!

*口輪筋を鍛える方法として「ひょっとこ」のように前に付き出した唇を左右へ動かすことで口輪筋の衰退を予防します。

大人の矯正治療


矯正治療は子供のするもの、と思っていらっしゃる方が多いと思います。従来は子供がするものと考えられていた矯正歯科治療を大人も積極的にする時代が訪れていることは事実です。

最近は成人で矯正治療を受ける人が増加しており、60歳を超えた方もお見えになります。かかりつけの一般歯科医のもとで歯周病が管理されていれば、年齢制限はありません。 

装置がギラギラするのでは?と心配される方もいるかもしれませんが、今は技術が進歩して透明な装置や痛みの少ない「歯に優しい」装置が開発されています。当院に通っている方でも「もっと痛いんじゃないかと思っていたが実際にはそれほどでもない」「見えにくいので装置をつけても友人が気づかなかった」という声が寄せられています。

そもそも矯正治療は本人の強い意志や希望がとても重要になってくるもの。
大人の方が自分の意思で治療を行う場合、

「これまでずっと歯並びで不便なことやコンプレックスがあったので矯正をしたかった。」

「自分のお金を使うんだから、無駄にならないようにしよう!」

という思いから、治療の通院間隔があいてしまったり、ケアを怠る人は子供に比べて少ないのです。

保護者に連れられて、本人が希望していない状態で治療を開始した子供だと、通院や歯磨きをさぼってしまう子がいることは事実です。

また、これまで患者様からは

「留学をするので海外で恥ずかしくないようにしたい!」

「外国語を流暢に発音したい!」

「結婚式までにキレイになりたい」

「フライトアテンダントになりたい」

「子育てが終わったので今度は自分のために」

「年をとっても自分の歯で咬めるように」

という声をきいています。

就職活動、自分の夢の実現のため、健康のための意識も、良い治療結果が得られるエネルギーになっているようです。

見えにくい矯正、ホワイトニングについては適応可能な方と、お口の状態によっては避けたほうが良いケースもありますので、ぜひご相談ください。

初診相談につきましては、お電話にてお問い合わせいただけましたら予約状況を確認いたします。

カウンセリングをおこなっております

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